洋楽ヒット曲をカラオケで楽しもう!

洋楽ヒット曲を英語で歌うことで英語に親しみましょう

Patty Smyth "The Warrior"

 

みなさん、こんにちは。

今回ご紹介する曲は、1984年に

リリースされた、米国の女性ロック

シンガー、Patty Smyth の

"The Warrior" です。


早速、お聴きください。

youtu.be


歌詞は以下の通りです。


1. You run, run, run away
2. It's your heart that you betray
   Feeding on your hungry eyes
3. I bet you're not so civilized

4. Well, isn't love primitive
5. A wild gift that you wanna give
6. Break out of captivity
7. And follow me stereo jungle child
8. Love is the kill, your heart's still wild

9.  Shooting at the walls of heartache
10. Bang, bang, I am the warrior
11. Well, I am the warrior and heart to heart you'll win
12. If you survive the warrior, the warrior

 

日本語訳例


1. あなたはひたすら走り、逃げる

2. 飢えた目を覆い隠しながら、あなたが裏切る(騙す)のは、あなたの心(そのもの)

3. あなたの考えは、とても古臭い(間違っている)に決まっている


4. 愛は原始的(単純、素朴で進化・発展しないもの)ではない

5. あなたが求めているのは、野性の才能

6. 束縛から飛び出しなさい

7. そして私について来なさい
 立体的に混沌とした世界に迷い込んでいるあなた

8. 愛は姿を消し、あなたの心は一層野性が強まる


9.  心の痛みの壁を次々と撃ち破る

10. 私は戦士

11. そう、私は戦士、そして心をひとつにすれば、あなたは勝つことができる

12. 生き残っていれば

 

解釈のポイント

 

4行目、

 isn't love primitive

「愛は原始的ではない」 

この文は普通に書くと、 Love isn't primitive

ですが、強調を表現するために倒置法が使われています。

そして、この文が言いたいことは、

「愛が人間にとって何よりも最も大切なもの、というわけではない」

→「時には、愛が邪魔をすることがある」

 

目的を果たすためなら、愛情を押し殺して(捨てて)、逃げることなく、

攻めの姿勢を貫くことが大切、ということを歌っているのではないでしょうか。


1行目の run(走る→逃げる)と、10行目の bang (爆発音→攻める)が、

対義語として強調されています。


それではまた、次回をお楽しみに。

 

Olivia Newton-John "Magic"

みなさん、こんにちは。

今回ご紹介するの曲は、1980年に米国で公開された

映画「Xanadu」のサウンドトラックからのシングルカット、

Olivia Newton-John の Magic です。


早速、お聴きください。

youtu.be

 

歌詞は以下の通りです。


Come take my hand
You should know me
I've always been in your mind
You know that I'll be kind
I'll be guiding you

 

Building your dream
Has to start now
There's no other road to take
You won't make a mistake
I'll be guiding you

 

You have to believe we are magic
Nothin' can stand in our way
You have to believe we are magic
Don't let your aim ever stray

 

And if all your hopes survive
Your destiny will arrive
I'll bring all your dreams alive
For you

I'll bring all your dreams alive
For you

 

From where I stand
You are home free
The planets align so rare
There's promise in the air
And I'm guiding you


Through every turn
I'll be near you
I'll come anytime you call
I'll catch you when you fall
I'll be guiding you

 

この曲の歌詞も、多くの人が和訳を

しています。

 

私が注目しているのは、サビの部分、

We are magic

の解釈です。

 

「私たちは魔法にかかっている」

このようにストレートに訳している例が

多く見られます。

 

私はあえて、

「私たちには魔法のような力がある」

くらいの意味合いにとらえるべきでは

ないかと思います。

 

夢があるなら、あきらめなければ

必ず実現できる。

私を信じて、私が必ず叶えてあげる

 

この曲を何度も繰り返し聴けば、

このようなことを歌っていることが

自然と感じ取れます。

 

単語をすべて辞書に記載されている

日本語に置き換えて直訳しようと

するのは、私は感心しません。

 

それでは、次回をお楽しみに。

Tiffany "I Think We're Alone Now"

みなさん、こんにちは。

今回ご紹介するの曲は、1987年に米国でリリースされた、

Tiffany の "I Think We're Alone Now" です。


早速、お聴きください。

youtu.be

歌詞は以下の通りです。

Children behave
That's what they say when we're together
And watch how you play
They don't understand
And so we're

Running just as fast as we can
Holding on to one another's hand
Trying to get away into the night
And then you put your arms around me
And we tumble to the ground and then you say

I think we're alone now
There doesn't seem to be anyone around
I think we're alone now
The beating of our hearts is the only sound

Look at the way we gotta hide what we're doin'
'Cause what would they say
If they ever knew
And so we're

 

この歌詞については、多くのネット上や書籍
などで、日本語訳が掲載されています。

それらの中で、私が強く違和感を感じる点を
述べたいと思います。

それは、この歌の冒頭部分、

Children behave

に対して、和訳の多くが、

子供たち、行儀よくしなさい」

としている点です。

歌詞の本当の意味は、作者自身だけが知る
ものであり、何が正解か、私たちが安易に
述べるべきではありません。

しかし、この歌詞を何度も読み返してみると、
対象は「子供」に限定すべきではない、と私は考えます。

前回ご紹介した、Irene Cara の "Fame"
の冒頭部分、

Baby,look at me

を、「赤ちゃん、私を見て」と訳す人は
いないと思います。

相手に対して、上から目線で命令、主張
などをする場合にも、baby は使われます。

この曲の children も、baby と同じような
使われ方だと、私は考えます。

みなさんは、どのようにお考えでしょうか。


それでは、次回をお楽しみに。

Irene Cara "Fame"

みなさん、こんにちは。

今回ご紹介するの曲は、1980年に米国で公開された

映画「Fame」のタイトルソング、

Irene Cara の Fame です。

 

早速、お聴きください。

 

youtu.be

歌詞は以下の通りです。

Baby, look at me
and tell me what you see
You ain’t seen
the best of me yet
Give me time,
I’ll make you forget the rest
I’ve got more in me,
and you can set it free
I can catch the moon
in my hand
Don’t you know who I am?
Remember my name

 

(Fame)
I’m gonna live forever
I’m gonna learn how to fly
(High)
I feel it coming together
People will see me and cry
(Fame)
I’m gonna make it to heaven
Light up the sky like a flame
(Fame)
I’m gonna live forever
Baby, remember my name
(Remember, remember,
remember, remember)


Baby hold me tight,
’cause you can make it right
You can shoot me
straight to the top
Give me love and
take all I got to give
Baby I’ll be tough,
too much is not enough, no
I can ride your heart
’til it breaks
Ooh, I got what it takes

(Fame)

 

少し長い曲ですが、平易な表現で

書かれています。

高校レベルの英語がしっかり身について

いれば、何度も読んだり歌ったりして

いると、辞書を引かなくても大筋は

理解できます。

 

英語を和訳しようとするのは、通訳や

翻訳者が仕事としてすることです。

英語は英語のまま吸収する、それが

本来の英語学習です。

 

歌詞の安易な和訳は必要悪であると考え、

和訳は記載しません。

 

それでは、次回をお楽しみに。

The Go-Go's "Vacation"

みなさん、こんにちは。

第1回目の今回ご紹介する曲は、1982年にリリースされた、

米国の女性ロックバンド、The Go-Go's の、

"Vacation" です。

 

早速、お聴きください。

youtu.be

 

歌詞は以下の通りです。

 

1.  Can't seem to get my mind off of you

2.  Back here at home there's nothin' to do, ooh

3.  Now that I'm away

4.  I wish I'd stayed

5.  Tomorrow's a day of mine that you won't be in
 

6.  When you looked at me I should have run

7.  But I thought it was just for fun

8.  I see I was wrong

9.  And I'm not so strong

10. I should have known all along that time would tell
 

11. A week without you thought I'd forget

12. Two weeks without you and I still haven't gotten over you yet
 

13. Vacation, all I ever wanted

14. Vacation, had to get away

15. Vacation, meant to be spent alone

16. Vacation, all I ever wanted

17. Vacation, had to get away

18. Vacation, meant to be spent alone

 

解釈のポイント


1. 主語の I が省略されています。これは日本語でもそうですが、英語の歌詞ではよくある表現です。

  get A off B  「B を A から離す、離れる」

  これに「分離の of 」が後に付く「get A off of B」ことで、より一層強い意味となっています。

         分離の of の例: rob A of B                       
                                     depribe A of B  

            いずれも「AからBを奪う」


  否定(not)があることで、「どうしても離れられない」


3. Now that 「今や、今となっては」


5. be in 「参加する、そこにいる」 対義語は be out


8. 9. 文末の wrong と strong が韻を踏む表現となっています。


10. should have 過去分詞 「~すべきだった過去にしなかったことに対する後悔を表現しています。

          all along  強調の表現です。


11. thought の主語 I が省略されています。


12. get over 「乗り越える、克服する」

    have not ~ yet  この yet は、現在完了形の否定の表現において、強調の意味を表します。


13. ここから18.まではサビの部分で、リズミカルな表現とするために Vavation をすべて先頭に持ってきています。

そのため、表現に少し工夫がなされています。

 

  13. は普通に書くと、All I ever wanted was vacation.

                                 All I ever 「私はずっと~、私はとても~」   

        ここで文末の vacation を先頭に持ってきているので、関係代名詞 which を用いて

        Vacation was which all I ever wanted.

      vacation は wanted の目的語ですが、これがwantedよりも先にあるため、

      それをつなぐ役割として which を使用しています。

            そして、この was which が省略されています。

 

    14. Vacation, の後に主語の I が省略されています。

        had to 「~すべきだった(のに、実際はしなかった)」

        過去の行為(しなかった事)への後悔

        get away 「~から逃げる、脱走する、(~に)縛られない」


    15. mean to 「~を意味する、~を意図する」

 

以上を踏まえた和訳は、以下の通りです。

 

1.  (私は)あなたのことが(どうしても)頭から離れない。

2.  家に帰って(も)、何もすることがない。

3.  今となっては、(あなたと)離れ離れになってしまった。

4.  あなたのもとに、留まるべきだった。

5.  私にとって、明日(という日)は、あなたが(そばに)いない日であることを意味する。

 

6.  あなたが私を(振り向いて)見た時、駆け寄って(飛び込んで)行くべきだった。

7.  しかし、それはただのふざけたことだと思った。(だからしなかった)

8.  それは間違いだったことは分かっている。

9.  それに、私は(そのようなことができるほど)そんなに強くない。

10. 時が経てば解決してくれることを知っておくべきだった。

 

11. あなたがいなくなって1週間(が経てば)、(あなたのことを)忘れられると思っていた。

12. あなたがいなくなって2週間(が経った)、(なのに)私は未だにあなたのことが忘れられないでいる。

 

13. 私はずっと夏休みを楽しみにしていた。

14. (この夏休み、)(あなたのもとに)飛び出して行くべきだった。

15. (私にとって)夏休みは、一人ぼっちで過ごす(寂しい)期間であることを意味することになった。

16. 私はずっと夏休みを楽しみにしていた。

17. (この夏休み、)(あなたのもとに)飛び出して行くべきだった。

18. (私にとって)夏休みは、一人ぼっちで過ごす(寂しい)期間であることを意味することになった。

 

リスニング、とりわけ英語の曲の聞き取りは、

非常に難しいものです。

しかし、歌詞を読んでいただければお分かりですが、

特に大学受験でよく出題される文法やフレーズが

多くちりばめられていて、高校卒業レベルの

比較的平易な英文です。

英語の教材として最適だと思います。

それでは、次回をお楽しみに。